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こどもNISAのおすすめは?証券会社と投資信託を選ぶ3つの順番

こどもNISAの口座は、あとから別の証券会社へ移せません。そのため、人気の順位より、親の口座がどこにあるか、月にいくら積み立てるかで選ぶ方が、あとで困りにくくなります。受付を始める7社の発表と、国などの公式資料を読み比べ、選ぶ順番をまとめました。

マリ

こどもNISAのおすすめって、結局どこの証券会社で、どの投資信託なのかな?

ユキさん

どの家庭にも合う会社は、実はないんです。親がすでに口座を持っている会社の方が手続きは楽ですし、こどもNISAの口座は、あとから別の会社に移せません。

マリ

じゃあ、何から決めればいいんだろう?

ユキさん

まず、親の口座がある会社を候補にします。次に、積立のしやすさやポイントを比べます。投資信託は、会社が決まってから選べば間に合います。

この記事でわかること

  • 選ぶ順番は、親の口座→積立と手続き→投資信託
  • 会社はあとから変えられないので、親の口座から見る
  • 投資信託は、連動する指数と信託報酬で比べる
目次

こどもNISAの証券会社と投資信託は、①親の口座がある会社、②積立・ポイント・12歳以降の手続き、③投資信託の中身と手数料、の順に確認していくと、家庭に合う候補に絞れます。

こどもNISAで買えるのは、投資信託だけです。投資信託は、たくさんの人から集めたお金をまとめて、専門家が多くの会社の株などに分けて投資する商品です。

こどもNISAのおすすめは、親の口座→積立と手続き→投資信託の順に絞る

選ぶ順番(上から順に絞る) 123 親の口座がある会社か 積立・ポイント・手続き 投資信託:中身→手数料 →「証券会社の選び方」の記事 →「SBI証券と楽天証券」の記事も →「こどもNISAで何を買える?」の記事 キャンペーンは、3つを決めたあとに確かめる
証券会社と投資信託を選ぶ3つの順番と、それぞれを詳しく書いた記事(各社の発表、財務省 法律案要綱をもとに作成)

順番は、候補が大きく減るものから並べています。まず、親がすでに口座を持っている会社があれば、そこが最初の候補になります。次に、その会社とほかの会社の積立・ポイント・手続きの違いを見て、最後に、決めた会社が扱う投資信託の中から選びます。

主なネット証券では、子どもの口座を申し込む前に、親も同じ会社に口座を持っている必要があります。会社ごとの違いは口座開設の手順の記事にまとめました。積み立てる額でも、見るところが変わります。たとえば月1000円から始めるなら、最低額の低い会社が候補になります。GMOクリック証券とPayPay証券は、月100円から積み立てられると案内しています。

使いたい投資信託があっても、口座を開いた会社が扱っていなければ買えません。会社を先に決め、その会社で積み立てられる投資信託の中から選ぶと、二度手間になりません。

キャンペーンの特典は、この3つには含めていません。口座は18歳の年まで使い続けるので、特典は3つを確かめたあとで比べれば十分です。各社の特典はこどもNISAのキャンペーンは?の記事にまとめました。

証券会社はあとから変えられない。まず親の口座がある会社を見る

親は、受付を始める7社のどこかに 口座を持っている? はい いいえ その会社が最初の候補 親の口座の開設から 親の口座の開設を飛ばせる。 そのうえで、積立や手続きを確かめる どの会社でも同じ手間。 積立の最低額・ポイント・手続きで比べる
親の口座がある家庭とない家庭で、証券会社の絞り方が変わります(各社の発表をもとに作成)

こどもNISAの口座は、あとから別の証券会社へ移せません。別の会社で新しく口座を開設するには、今の口座を解約する必要があります。こどもNISAは本来、増えた分に税金がかからない(非課税の)制度です。ところが高校3年生の1月より前に解約すると、それまでの利益と含み益(まだ売っていない分の値上がり)に税金がかかります。

18歳以上が使う大人のNISAは、年単位で別の証券会社や銀行へ移れます。子どもの口座では、この変更ができません。人気があるという理由で選んだ会社が合わなかったとしても、高校3年生の1月より前に、税金をかけずに別の会社へ移る方法はありません。

そこで最初に確かめるのは、親がNISAや証券口座を持っている会社が、こどもNISAの受付をするかどうかです。2026年10月1日から受付を始めると発表している7社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJ eスマート証券・GMOクリック証券・PayPay証券)のどこかに親の口座があれば、まずそこが候補になります。

親がどこにも口座を持っていない家庭は、どの会社でも親の口座の開設から始めることになり、どこを選んでも手間は同じです。この場合は、積立の最低額・ポイント・手続きで比べます。家庭の状況ごとに、見るところを表にしました。

家庭の状況 先に見るところ 詳しい記事
親が、受付を始める7社のどこかでNISAをしている その会社を最初の候補に。親の口座開設が要らない 証券会社の選び方
親がSBI証券と楽天証券のどちらか・両方に口座がある 手順・書類・特典の条件の違い SBI証券と楽天証券
親がどこにも口座を持っていない 積立の最低額、ポイント、銀行口座との組み合わせ 証券会社の選び方
月1000円など少ない額から始めたい いくらから積み立てられるか(100円からの会社もある) 毎月いくらなら18歳でいくら
子どもがすでに12歳以上 本人が申し込めるか、12歳以降の払い出しの手続き 証券会社の選び方

こどもNISAでのポイントに触れている会社は、2026年9月時点ではまだ一部です。各社の違いは証券会社の選び方の記事にまとめました。親の口座でポイントを使っている場合は、同じ使い方が子どもの口座でもできるかを、申し込む前に各社のページで確かめてください。

12歳以降に教育費や生活費として口座からお金を引き出すときの手続きは、まだどの会社も発表していません。同意書の様式や、領収書などをどこまで出すかは、各社の発表を待って比べます。

おすすめの投資信託は、人気より「何に連動するか」と信託報酬で選ぶ

信託報酬 年0.1%と年0.5%、18歳の額 年0% 差 約6.3万円 0.1% 196.4万円 0.5% 190.1万円 年3%と仮定 差 約8.8万円 0.1% 252.6万円 0.5% 243.9万円 年5%と仮定 差 約10.9万円 0.1% 300.8万円 0.5% 289.8万円 ※1歳半から月1万円(198か月、入れるお金198万円)。  年率・信託報酬はどちらも仮の数字。棒は同じ目盛り  年率は、信託報酬を引く前の値上がり
同じ指数の投資信託でも、信託報酬が年0.1%と年0.5%では、18歳の時点で差が出ます。1歳半から月1万円を積み立て、信託報酬を引く前の値上がりを年0%・3%・5%と仮定した計算です

投資信託の多くは、株価指数と同じ値動きをするように作られています。これを「連動する」といいます。株価指数は、日経平均やS&P500のように、多くの会社の株価をまとめた数字です。

投資信託を過去の成績で選ぶときに気をつけたいのは、過去の成績が将来の成績を約束しないことです。同じ指数でも、どの期間で計算するかによって1年あたりの増え方は大きく変わります。例はこどもNISAで何を買える?の記事にまとめました。

こどもNISAで買えるのは、国が長く積み立てるのに向くと認めた投資信託だけです。範囲は、大人のNISAの「つみたて投資枠」で買えるものと同じで、買い方は積立です。個別株(1つの会社の株)は買えません。

対象の投資信託の中から選ぶときは、先に「何に連動するか」で投資する範囲を決めます。全世界の株式、アメリカの株式、日本の株式、株と債券の組み合わせなどです。債券は、国や会社にお金を貸して利息を受け取るものです。範囲を決めたら、同じ指数に連動する投資信託どうしで信託報酬を比べます。

信託報酬は、投資信託を保有している間ずっとかかる手数料です。自分で払い込むのではなく、投資信託の財産から差し引かれます。同じ指数に連動していれば値動きはほぼ同じになるはずなので、差がつきやすいのはこの費用です。

どれくらいの差になるかを計算しました。2027年1月に1歳半の子が、18歳まで月1万円を積み立てる場合(198か月、積み立てる総額は198万円)です。信託報酬が年0.1%と年0.5%の2本を、仮の数字として比べています。1年あたりの値上がり(年率)は、信託報酬を引く前の数字です。毎月1000円・5000円・1万円ならの記事の約304万円は、信託報酬を入れない計算です。

  • 値上がりが年0%なら、信託報酬0.1%の方が約196.4万円、0.5%の方が約190.1万円。差は約6.3万円
  • 年3%と仮定すると、0.1%の方が約252.6万円、0.5%の方が約243.9万円。差は約8.8万円
  • 年5%と仮定すると、0.1%の方が約300.8万円、0.5%の方が約289.8万円。差は約10.9万円

年0%でも差がつくのは、信託報酬が値上がりとは関係なく、保有している残高にかかるためです。

申し込む前に、家庭に当てはめる6つのチェック

わが家に当てはめる6つのチェック 親の口座がある会社は、受付をする? 子どもは12歳以上?(本人申込・手続き) 月にいくら?その会社の最低額は? ポイントや銀行口座も一緒に使う? 投資する範囲(全世界・米・日本…)は? 同じ中身の手数料を並べた?
申し込む前に、自分の家庭に当てはめて確かめる6つ(各社の発表、財務省 法律案要綱をもとに作成)

親の口座、積立と手続き、投資信託の選び方を、申し込む前に確かめる6つの問いにしました。上から順に答えていくと、候補の会社と投資信託を絞り込めます。

  • 親がNISAや証券口座を持っている会社が、こどもNISAの受付をするか
  • 子どもが12歳以上なら、本人が申し込めるかと、払い出しの手続き
  • 月にいくら積み立てるかと、その会社の最低額
  • ポイントや銀行口座を一緒に使いたいか
  • 投資する範囲(全世界・アメリカ・日本・株と債券の組み合わせ)を決めたか
  • 同じ指数の投資信託の信託報酬を並べて比べたか

おすすめは家庭ごと。順番に当てはめれば候補は絞れる

こどもNISAの証券会社と投資信託は、①親の口座、②積立・ポイント・手続き、③連動する指数と信託報酬、の順に確認します。会社はあとから変えられないので、人気の順位ではなく、この順番で確かめてから申し込みます。

この記事の要点 123 おすすめは家庭ごとに違う 親の口座→積立・手続き→投資信託 中身を決めてから手数料を比べる 親の口座・積立額・子の年齢で変わる あとから会社を変えられないので順番に キャンペーンは最後に確かめる
この記事の要点3つ(財務省 法律案要綱、各社の発表をもとに作成)

あわせて読みたいこどもNISAの口座はどこがいい?証券会社の選び方と変更できるか あわせて読みたいこどもNISAで何を買う?銘柄の選び方と個別株が買えない理由

よくある質問

QこどもNISAのおすすめの証券会社は?

親がNISAや証券口座を持っている会社がこどもNISAの受付をするなら、そこが最初の候補です。どこにもなければ、積立の最低額・ポイント・12歳以降の払い出しの手続きで比べます。詳しくは証券会社の選び方の記事にまとめました。

QこどもNISAのおすすめの投資信託は?

特定の投資信託はすすめていません。先に、全世界・アメリカ・日本の株式、株と債券の組み合わせなど、何に連動するかで投資する範囲を決めます。次に、同じ指数の投資信託どうしで信託報酬を比べます。考え方はこどもNISAで何を買える?の記事にまとめました。

Q子供NISAはやるべき?

18歳の年まで使わないと決められるお金があるかどうかで変わります。こどもNISAのお金は、小学6年生の1月より前は原則として引き出せず、そのあとも高校3年生の12月までは、教育費か生活費に充てる場合に限られます。その前に口座を解約すると、利益に税金がかかります。向く家庭・向かない家庭はこどもNISAの落とし穴の記事にまとめました。

QこどもNISAで毎月1000円ずつ積み立てるとどうなる?

0歳から18歳まで続けると、入れるお金は21万6,000円です。年5%で毎年増えると仮定すると約35万円になる計算です(信託報酬は入れていません)。金額別の計算は毎月1000円・5000円・1万円なら18歳でいくら?に載せています。

参考にした資料

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