お金の計算

こどもNISAで毎月1000円・5000円・1万円なら18歳でいくら?

こどもNISAに毎月1万円を0歳から入れると、18歳までに入れるお金は216万円です。年3〜7%で毎年増えると仮定すると、約285万〜421万円になります。月1000円・5000円・1万円について、0歳からと1歳半からの2通りを計算しました。

マリ

こどもNISAって、月1000円くらいからでも意味があるのかな?

ユキさん

月1000円でも、0歳から18歳まで入れると21万6,000円になります。年5%で毎年増えると仮定すると約35万円で、増えた分に税金がかかりません。

マリ

学費を出すイメージで積み立てたいから、5000円や1万円も見てみたいな。

ユキさん

金額と始める時期ごとに、表にまとめました。

この記事でわかること

  • 月1万円・0歳からで入れるのは216万円
  • 1歳半からだと年5%で約42万円少ない
  • 年率は仮定。過去の実績は将来と別
目次

0歳から18歳まで積み立てて、年5%で毎年同じだけ増える(100万円が1年で105万円になる増え方が続く)と仮定すると、18歳の時点で月1000円なら約35万円、月5000円なら約173万円、月1万円なら約345万円です。2027年1月に1歳半の子が始めると、期間が1年半短くなり、月1万円・年5%で約304万円になります。

こどもNISAは、子どもの名前で投資信託を積み立てて、増えた分に税金がかからないようにできる国の制度で、2027年1月に始まります。投資信託は、たくさんの人から集めたお金をまとめて、運用会社が株などに分けて投資する商品です。値段が毎日上がったり下がったりするので、18歳の額は、1年に何%増えるかを仮定して計算しています。

0歳から始めると、18歳でいくら?

0歳から18歳まで、年5%と仮定すると 毎月入れたお金18歳の時点 毎月入れたお金18歳の時点 毎月入れたお金18歳の時点 1000円 5000円 1万円 21.6万円 108万円 216万円 約34.5万円 約173万円 約345万円 ※年5%は、毎年同じだけ増えるという仮定です  過去の実績は将来を約束するものではありません
0歳から18歳まで(216か月)積み立て、年5%で毎年同じだけ増えると仮定した額。年率は仮定です(財務省 法律案要綱の上限をもとに計算)

0歳からの表は、2027年以降に生まれ、生まれた月から積み立てを始めた場合(216か月)の計算です。18歳になるまで毎月同じ額を入れたとしています。口座を開くまでに時間がかかれば、その分だけ表より少なくなります。

毎月 入れた額 年3% 年5% 年7%
1000円 21.6万円 28.5万円 34.5万円 42.1万円
5000円 108万円 142万円 173万円 210万円
1万円 216万円 285万円 345万円 421万円

表の「入れた額」は、増えも減りもしない年0%の場合と同じです。右の3列との差が、増えた分になります。月1000円でも、年5%の仮定なら増えた分は約13万円で、入れたお金の約1.6倍になる計算です。月5000円なら、同じ年5%で増えた分は約65万円です。

月1万円でも年12万円なので、こどもNISAの年60万円の枠には十分な余裕があります。上限の600万円まで入れるには月5万円を10年続ける必要があり、その場合の計算はこどもNISAで18歳にいくら?の記事にまとめました。

第1子・第2子の児童手当は、3歳からがちょうど月1万円です。手当をこどもNISAに入れるかどうかの考え方は、児童手当はこどもNISAに入れる?の記事にまとめました。

1歳半から始めると、いくら少なくなる?

月1万円・年5%の仮定で比べると 0歳から 1歳半から 入れたお金(216か月) 18歳の時点 入れたお金(198か月) 18歳の時点 216万円 198万円 約345万円 約304万円 差は約42万円(入れたお金の差は18万円) 最初の1年半の分は、本来なら18歳まで 一番長く増え続けるはずのお金 ※年5%は仮定。年0%なら、差は18万円だけ
月1万円を年5%と仮定して、0歳から始めた場合と1歳半から始めた場合の比較。入れたお金の差は18万円、18歳の額の差は約42万円です(計算は本文の条件による)

こどもNISAが始まる2027年1月に、1歳半になっている子の場合です。18歳まで198か月になるので、0歳から始めるより18か月短くなります。

毎月 入れた額 年3% 年5% 年7%
1000円 19.8万円 25.5万円 30.4万円 36.3万円
5000円 99万円 127万円 152万円 182万円
1万円 198万円 255万円 304万円 363万円

同じ月1万円・年5%で比べると、0歳から始めた場合は約345万円、1歳半から始めた場合は約304万円で、差は約42万円です。入れたお金の差は18万円なので、差はその2倍以上に広がります。積み立てられない最初の1年半の分は、本来なら18歳まで一番長く増え続けるはずのお金です。反対に、年0%なら差は入れたお金の18万円だけです。始める時期の差が効くのは、増える前提のときに限られます。

途中で額を増やす形もあります。1歳半から月5000円で始め、小学校に上がるころの6歳から月1万円に増やすと、18歳までに入れるお金は171万円です。年5%で毎年増えると仮定すると約250万円です(年3%で約214万円、年7%で約292万円)。1歳半から月1万円で通した場合(年5%で約304万円)と比べると、入れたお金の差は27万円、18歳の額の差は約54万円になります。積立額を少なめにした最初の4年半は、一番長く増えるはずだった期間なので、18歳の額の差は入れたお金の差の2倍に広がります。

金額や子どもの年齢を変えて試したいときは、下の計算機を使ってみてください。計算機は、2027年1月の年齢を「いまの年齢+半年」として、そこから18歳になるまでを計算します。「1歳」を選ぶと1歳半から始めた場合の表と、「2027年以降に生まれる」を選ぶと0歳からの表と同じ数字になります。

18歳でいくらになる?かんたん計算

10,000円
1年あたりの増え方(仮定)

入れたお金

-

18歳のときの目安

-

増えた分

-

2027年1月から始めて、18歳になるまで毎月積み立てた場合の単純な計算です(2027年1月の年齢は、いまの年齢に半年を足して計算。「2027年以降に生まれる」は、生まれた月から216か月積み立てた場合。毎月複利、手数料は入れていません)。こどもNISAの上限(年60万円・合計600万円)を超える分は入れていません。増えた分は、こどもNISAの中なら税金がかかりません。実際の運用成果は相場によって上下し、元本割れすることもあります。

月1000円でも意味はある?税金がかからない分はいくら?

月1万円・0歳から・年5%の仮定で約345万円 入れたお金 増えた分 216万円 約129万円 この増えた分にかかる税金 普通の口座なら こどもNISAの中なら 約26万円 0円 20.315%の場合 利益に税金がかからない ※年5%は仮定。帯の長さは金額に比例。税額は  増えた分に20.315%をかけた単純な計算
月1万円を0歳から、年5%と仮定した場合の増えた分と、普通の口座で同じ利益に20.315%がかかった場合の税額(国税庁 タックスアンサー No.1535、PayPay証券の案内をもとに計算)

月1000円でも、0歳から18歳まで続けて年5%で増えると仮定すると、利益の約13万円に税金がかからず、普通の口座で受け取るより約2.6万円多く手元に残る計算です。こどもNISAの中で出た利益と分配金(投資信託から受け取るお金)には、税金がかかりません。普通の口座なら、利益に20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)がかかります。

月1万円を0歳から入れて年5%と仮定すると、18歳の約345万円のうち、入れたお金は216万円、増えた分は約129万円です。この増えた分を普通の口座で受け取ったとすると、単純に20.315%をかけて約26万円の税金がかかる計算です。この約26万円が、こどもNISAの中ならかかりません。

一方で、損が出たときに、ほかの口座の利益と差し引きできない点は、普通の口座と違います。

学費と比べると、どこまで届く?

月1万円を0歳から積み立てた額と学費 大学4年間の学費 国立(標準) 私立(平均) 年3% 年5% 年7% 月1万円・0歳から(年率は仮定) 約243万円 約480万円 約285万円 約345万円 約421万円 国立の4年分 ※年率は仮定。棒の長さは金額に比例しています
月1万円を0歳から積み立て、年3%・5%・7%と仮定した額と、大学4年間の学費。棒の長さは金額に比例しています(国立大学等の授業料その他の費用に関する省令、文部科学省「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果」をもとに作成)

大学の学費の目安は、国立大学の4年分で約243万円、入学の年は約82万円です。0歳から年3%で増えると仮定すると、月1万円の約285万円なら4年分に、月5000円の約142万円なら入学の年の分に届く計算です。月1000円は、年5%でも約35万円で、入学の年の分の半分に届きません。

これは増えた場合の話です。年0%なら、月1万円でも入れたお金の216万円のままで、国立大学の4年分に届きません。私立大学の平均は4年分で約480万円です。月1万円だと年7%でも届かず、0歳から月2万円・年3%なら約570万円で届く計算です(1歳半からなら約510万円)。学費を払う年に株などの値段(相場)が下がっていた場合については、こどもNISAで18歳にいくら?学費に足りる?の記事にまとめました。反対に、学費の額から毎月いくら積み立てれば届くかを逆算した表は、教育資金の貯め方は?の記事にまとめました。預金や学資保険で用意する場合とも並べて比べています。

年3%・5%・7%は、どこから来た仮定?

表の年率は、どれも仮定 年0% 年3% 年5% 年7% 入れた お金のまま 控えめに置いた仮定 指数の過去の 年率に近い 実際は、年ごとに上下する 世界中の株をまとめた指数(ドル)は 2000年末からの年率が7.48%でも、 2022年は1年で18.36%下がった ※過去の実績で、将来を約束するものではありません  点の間隔は年率の大きさに合わせています
計算に置いた年率は仮定です。年0%は入れたお金のまま、実際の増え方は年ごとに上下します(MSCI ACWI Index factsheet 2026年8月31日版をもとに作成)

年3%・5%・7%は、こどもNISAで18歳にいくら?と同じ仮定です。7%は、世界中の会社の株価をまとめて1つの数字にした株価指数の、2000年末からの年率に近い数字です。年率は1年あたりの平均の増え方で、この指数ではドル建てで7.48%でした。3%と5%は、それより控えめに設定しました。日本で買う投資信託は円で値段がつくので、為替(円とドルの交換の比率)の動きと手数料の分だけ、結果はこの仮定からずれます。同じ指数でも2022年は1年で18.36%下がっていて、過去の実績は将来を約束するものではありません。指数の成績はこどもNISAで何を買える?の記事にまとめました。

計算は「18歳になるまで」で区切りましたが、実際のこどもNISAは、1月1日時点で18歳になっている年から大人のNISAに移り、中身はそのまま保有できます。18歳の時点で全部を売るわけではないので、表の額は「その時点でこのくらいになっている」という目安です。

買う投資信託には、投資したお金(元本)が減らない保証がないので、18歳の時点で入れたお金を下回っていることもありえます。

計算の条件

  • 0歳からは216か月、1歳半からは198か月、毎月同じ額を入れる(途中で増やす例だけは、6歳までの54か月が月5000円、6歳からの144か月が月1万円)
  • 年の増え方を月ごとの複利に直して計算(複利=増えた分がまた増える)。18歳にいくら?の記事と同じ計算の仕方
  • 年0〜7%は、毎年同じだけ増えるという仮定。投資信託を持っている間、毎年差し引かれる手数料(信託報酬)は入れていない
  • 万円の表示は四捨五入。こどもNISAの中なので税金はかからない

月1万円を0歳から積み立てると、入れた額は216万円。18歳の額は増え方しだい

こどもNISAに毎月1万円を0歳から入れると、18歳までに入れるお金は216万円で、年5%の仮定なら約345万円になる計算です。1歳半から始めると期間が短いぶん、同じ年5%で約42万円少なくなります。

この記事の要点 123 月1万円・0歳からで入れるのは216万円 1歳半からだと、約42万円少ない 年率はどれも仮定 年5%の仮定なら約345万円 年5%の場合。入れたお金の差は18万円 過去の実績は将来を約束しない
この記事の要点3つ(年率は仮定。計算の条件は本文のとおり)

あわせて読みたいこどもNISAは18歳でいくら?大学の学費に足りるか積立額別に計算 あわせて読みたいこどもNISAのデメリット・落とし穴7つ。親が使うとどうなる?

よくある質問

Q子供NISAで月5000円なら18歳でいくら?

2027年1月に1歳半で始めて18歳まで198か月入れると、入れたお金は99万円で、年3%で増えると仮定すると約127万円、年5%なら約152万円です。0歳から216か月入れた場合は、入れたお金が108万円、年5%で約173万円です。

QこどもNISAは0歳から始めると、1歳半からよりいくら多い?

月1万円を年5%と仮定すると、0歳からは約345万円、1歳半からは約304万円で、差は約42万円です。入れたお金の差は18万円ですが、早く入れた分ほど長く増えるので、差が広がります。年0%なら、差は入れたお金の18万円だけです。

QこどもNISAは月1000円でも意味がある?

0歳から18歳まで入れると、入れたお金は21万6,000円で、年5%で増えると仮定すると約34.5万円です。増えた分の約13万円に税金がかからず、普通の口座と比べると約2.6万円の差になります。

参考にした資料

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